好酸球性食道炎は5000件の内視鏡検査で1件見つかる病気です

好酸球性食道炎は5000件の内視鏡検査で1件見つかる病気です

 

ページ内更新情報 

好酸球性食道炎の合併症
を更新しました。

好酸球性食道炎の治療 
好酸球性食道炎のの検査と診断 
好酸球性食道炎の原因 
好酸球性食道炎の症状 

 

【好酸球性食道炎とは】Eosinophilic Esophagitis(EoE)
好酸球性食道炎は、食べ物の含むある物質が原因となったアレルギーにより、アレルギーと関係の深い
白血球の一種である「好酸球」が食道の粘膜に浸潤して炎症を起こすことが原因で、食道の機能障害や
狭窄(きょうさく)などを引き起こす病気です。
好酸球性食道炎は、10年くらい前から欧米で知られるようになった病気で、わが国では比較的まれで、5000件の内視鏡検査で1件見つかるくらいです。
とはいえ、近年男性を中心として患者数が増加しつつあります。
同様の症状が胃腸に見られる病気を好酸球性胃腸炎と言いますが、好酸球性胃腸炎は、日本での発症報告が多く、数百人の患者さんがいると言われています。

 

 

好酸球性食道炎の症状】Symptom
症状は患者さんの年齢により異なります。
乳児期では哺乳障害、学童期では吐き気、学童期以降では腰痛や飲み込みにくいといった
嚥下(えんげ)障害が主な症状です。
また、胸やけや胸の痛みを訴えるケースもあります。
好酸球性胃腸炎の場合は、腹痛や下痢が主な症状です。

 

 

好酸球性食道炎の原因】Cause
詳しい原因は不明とされていますが、気管支ぜん息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患を合併する患者さんも多いことから、IL-5・13・15・eotaxin3・TSLPなどの好酸球を活性化させる細胞間情報伝達物質「サイトカイン」が、アレルギー反応の結果大量に産生されて、好酸球が消化管の粘膜に多数浸潤し、
慢性炎症を引き起こすと考えられています。
また、男性であることもリスクファクターの一つで、女性よりも発症する率が高いのも特徴です。

 

 

好酸球性食道炎のの検査と診断】Checkup
好酸球性食道炎の診断は、嚥下障害や胸のつかえ感などの症状を訴える患者さんに対して、次のような検査を行って、判定します。
まず、内視鏡検査を行います。
内視鏡検査の際には、食道内の数カ所の食道粘膜から細胞を取り、病理検査を行って上皮細胞内の好酸球の有無や数値を判定します。
と同時に、食道内に白斑、縦走溝、気管様狭窄の有無を確認します。
次に、CT検査あるいは超音波内視鏡検査を行い、食道壁が肥厚しているか否かを確認します。
血液検査を行い、血中の好酸球やIgE抗体の増加を調べます。

 

以上の検査を総合的に判断して、好酸球性食道炎との確定診断が下されます。

 

 

好酸球性食道炎の合併症】Complication
好酸球性食道炎を長期間放っておくと、食道に繊維性の狭窄が起こり、食べ物の通過障害を起こすことが
あります。
そこで、嚥下障害や胸のつかえを感じる方は、早めに内視鏡検査のできる医療機関を受診することを
おすすめします。

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